がま口バッグに使っている合皮は日暮里でまとめて購入してきているのですが、お店で見たときは「イケる!」と、思って買ってきてもいざ作ってみると思った通りにならず、お蔵入りになってしまうものも多少存在しています。
しっかりするし見栄えもよいので、厚めの合皮を買うようにしているのですが、それ以外は特にこだわりは無いので、イベントに並ぶがま口バッグは同じ型紙同じ作り方で仕上げても大分印象の違うものになります。
合皮は厚い方が良いのですがそれも限度があり、厚すぎるとミシンで縫えなかったり、縫えても返しがうまく行かず生地そのものが傷んでしまったりします。こうした厚すぎて使えない合皮は少しずつですが増えつつあり、私の目の前に今も積まれています。
どうにかしなくては…
と、思っても技術が伴わない今の私では明確な解決策は浮かばずあれこれ考えては却下の繰り返し。
そうこうしているうちに年もあと数日で明けようかというとき。
何気なく読んでいたとあるブログに載っていたバッグ作りの体験教室の記事。
それは、今まで私が作ってきたバッグのマチとは異なる作り方、形のマチでした。
その記事を読んでいた時は「へー、こんな作り方のマチもあるんだ…」程度の感想でしたが、それからほどなくしてふと思いついたのです。
あのマチ作りなら、厚い生地でも上手くいくかもしれない。
慌てて帰宅後早速試作に取り掛かりました。
まずはマチの作り方の練習からということで、最初から厚い合皮を使うのではなく、丁度良い厚さの作りやすい合皮で制作してみました。
茶色い方が新しいマチで、水色の方が今までのマチです。
で、これが新しいマチのがま口バッグ全体です。
型紙は同じですし、マチ以外のところは変わらないので正面の見た目、容量は全く変化はありません。
でもね…このマチの形はとても可愛いと私は思うのです。
ぷっくり三角のこのフォルムが今までのものよりとてもとても私の理想に近づきました。
可愛い!!超可愛いと自画自賛。
生地の厚い薄い関係なく今後はこの形で作って行こうと思います。
大阪のイベントにはこの形のがま口バッグを初持参いたします。
さて、肝心の厚い合皮での制作ですが、それはもう少しこのマチの制作がなれてからになります。
結果はまたこのブログにて報告いたします。